ペーパードライバー専門教習のマイカーアカデミー
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■運転と身体機能意の変化(視力)

運転に必要な情報の90パーセント以上が視覚に依存すると言われています。このことは、運転にとって視力がいかに重要かをあらわすものです。

静止視力と動体視力

動きながら物を見ている場合(動体視力)と、止まっていて物を見る場合(静止視力)とでは物の見方が違ってきます。動体視力は、自分が動いたり、相手が動いていたり、両者が動いている場合の視力で、通常の視力検査で測定される静止している時の視力に比べてかなり低くなります。
動いている場合は、視線を注ぐ時間が短くなり、注意力が分散して見落としや見間違いが生じやすくなります。また、運転による疲れは、神経の疲れであり、その影響は眼にあらわれると言われています。

視野

視野(周辺視野)は、両眼視で200度くらいといわれていますが、車を運転している場合は、次々と後方に流れるため、明瞭にとらえにくい範囲が広がります。スピードが速くなればなるほど明瞭にとらえにくい状態になり、情報をキャッチする能力が下がり、当然危険予知能力も落ちることになります。

明度の差(コントラスト)と視力

眼で見て物を判断するには、明るさとともにその対象物と周囲の明度の差(コントラスト)が重要な役割を占めています。
運転中は、明度の差の小さいもの(例えば、薄暮時の黒っぽい服装など)に出会う機会が多く、これを見分けることができるかどうかが重要になります。高齢者は、若年者に比べ、明度の差が小さいものを見分けることが一層難しくなると言われています。

順応と眩惑

「順応」
順応とは、目が明るさや暗さになれることを言います。運転中、暗いトンネルに入ったり、トンネルから明るい場所へ出る場合などがこれに当たります。
特に、高齢者は、若年者に比べ順応が遅れるため、しばらくの間、見えにくくなる傾向が強いとも言われています。眼が順応するまでは、特にスピードを落とすなど、十分注意して運転しましょう。
「低照度と視力」
明るい場所では物は見えやすく、暗い場所ではでは物が見えにくくなります。これは、夕暮れや夜明けの薄明るい状況にも言えます。この物が見えにくくなる傾向は、中高年層になるほど大きくなってくると言われています。
「眩惑」
夜間、対向車のライトを直接眼に受けると、まぶしさのために一瞬、視力を失った状態になります。これを眩惑と言います。
眩惑されるともとの視力に回復するまでには、3〜10秒ほどかかると言われています。特に高齢者は、この眩惑状態に陥りやすく、前方が見えにくくなると言われています。

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